高齢者が運動するメリットやおすすめの運動など役立つ情報をご紹介します。いつまでも若々しくいたい方はぜひ当サイトを参考にしてくださいね。
運動するメリットとしてまず挙げられるのが、フレイル予防につながる点ですね。「筋力・肺活量の低下」「歩行速度の低下」「易疲労性」「体重の減少」のうち3つ以上該当するとフレイルの状態です。フレイルがそのまま進行すると要介護状態になり、健康的な生活が維持できなくなってしまいます。運動することで筋力がつき、転倒などの重大なリスクを回避できますよ。もしフレイルに陥っても、状態を回復するための力が残っていれば大丈夫です。
筋力は歩行などの動作において必須のものです。運動で筋肉をつけることで日常生活の動作はスムーズになりますよ。寝たきりの状態が1番危険なので、そうならないよう日常生活に運動を取り入れることが大切です。
身体機能の維持・向上だけでなく、ストレス発散の効果もあります。高齢者に限らず、皆さんも天気の良い日に外を歩くだけで気分がリフレッシュしますよね?それに、介護予防施設などで運動に取り組むことで交流も生まれます。同世代の仲間と会話を楽しむことで脳が刺激され、認知機能の低下予防にもなるんです。運動して体力がつくことで自信が生まれ、精神的にも安定しますよ。
実は、運動は感染症予防にも効果があるんです。運動によって心肺機能を高めることで免疫力が向上しますよ。負荷の大きい運動ではなく、ウォーキングやストレッチでも効果が見込めます。風邪やインフルエンザ、最近なら新型コロナウイルスなど、これらの病気に罹るリスクが減るのは大きなメリットですね。免疫力を高めて病気になりづらい身体を手に入れることで、前向きに暮らしていけます。
運動はQOL(クオリティオブライフ)向上にもつながりますよ。QOLとはつまり、「生活の質」です。健康状態が良いのはもちろんですが、周囲との人間関係を良好に保ち積極的に社会参加することで充実感を得られます。身体機能が良くなれば食事量も多くなり、低栄養状態に陥るリスクは低くなりますよ。
また、運動は骨粗鬆症の予防にもなることを知っていますか?高齢者は転倒のリスクが高く、骨の強度が弱まっているので骨折しやすいといった特徴があります。しかし、運動をすれば骨の強度が上がり、骨折しにくくなるんです。骨を強くするためにはカルシウムの補給も大事なので、適度な運動とカルシウム摂取を意識して取り組めばより大きな効果が見込めますよ。運動は血糖を消費するので肥満や糖尿病の予防にもなります。生活習慣病予防にも持ってこいですね。